01
肩書きを並べる前に、
何が一人をつないでいるか。
東京大学薬学部、キンチャクガニ研究、プロ家庭教師、メディア出演、AIconication。情報だけを並べれば経歴書にはなりますが、「なぜこれらを同じ人が続けているのか」は伝わりません。
そこで、サイトの中心を肩書きではなく「問いを持ち、手を動かし、相手へ伝わる形まで確かめる姿勢」に置きました。研究、教育、接客、制作を別々の箱にせず、同じ姿勢が別の場面に現れたものとして編集しています。
02
最初の5秒は、
本人の空間から始める。
ファーストビューには、本人の部屋をもとにした3Dモデルを使っています。汎用的な背景ではなく、本、道具、服、作品が同居する空間そのものを入口にすることで、研究者、教育者、制作者という複数の面を一枚で感じられるようにしました。
ただし3Dは見せること自体が目的ではありません。最初に全景を確認でき、短いスクロールで名前と三つの軸へ移るよう、カメラ距離と進行速度を調整しています。

03
信頼は、大きな言葉より、
確認できる事実でつくる。
メディア出演や掲載は、ロゴの数で飾るのではなく、番組名、媒体名、実際の写真、公開先を確認できる形で掲載しました。研究も同じです。結果だけでなく、どの問いを追い、観察から分子レベルへどう進もうとしているのかを示しています。
見た人が「すごそう」ではなく、「この人は何をしてきたのか」を自分で判断できることを優先しています。

04
セクションごとに、
読む速度を変える。
ニュースは大きな出演実績を先に。AIconicationは映像で現在の活動を。研究は写真と問いを並べ、プロフィールは時間軸、実績は一覧性の高い行として見せています。
同じカードを繰り返さず、内容に合わせて構成を変えました。一方で、文字や数字が下から立ち上がる動きは共通のリズムにして、長いページでも一つの体験として読めるようにしています。
05
英語版は、翻訳ではなく、
同じ人物像の再編集。
日本語の文をそのまま置き換えるだけでは、行長も情報の前提も変わります。英語版では見出し、説明の順番、固有名詞の補足を調整し、日本語版と同じ密度で人物像が伝わるようにしました。
PCとスマホも同様です。幅を縮めるだけではなく、3D、年表、記事、実績の見せ方を端末ごとに確認します。
06
公開は、完成ではなく、
次の更新が始まる地点。
サイトは活動が変われば、伝える順番も変わります。新しい研究、出演、制作実績を足すだけでなく、「今この人に何を頼めるのか」が最初から伝わる状態を保つことが必要です。
ローカルと本番、PCとスマホ、日本語と英語を分けて確認し、公開後も実際の表示を見ながら育てていきます。